リーダーで感情に鈍感な人は非言語スキルを身につけるべき
たまに、います。管理職としてはとても優秀だけど、部下がついてこない。話していても、この人は頭がいいのだろうけれど、人の感情を理解する能力が低いのがわかる。
仕事はとてもスマート。無駄がない。そもそも、理系タイプ、科学理論や書物から学べても、人から学ぶことはなさそう。というより、人が理解できないのだろうと思う。
つまりEQ(感情指数)が低いのかもしれない。
それはそれでよいが、人としての温かさは当然感じられない。
話してもちゃんと聴いてもらえない、だんだん話したくなくなる雰囲気が漂ってくるので、自然な会話も減り、心理的安全性が担保されなくなってくる。
それでは、チームの人間関係は円滑には運ばない。
日本版「チームの心理的安全性」の4因子
「心理的安全性のつくりかた」(石井遼介著)によれば、日本版チームの心理的安全性の4因子は以下の4つです。
- 話しやすさ因子
- 助け合い因子
- 挑戦因子
- 新規歓迎因子
このなかの「話しやすさ因子」はチームの居心地に関係すると思えます。話しやすくなければ、たぶん助け合いも起こらない、当然誰も挑戦しなくなるでしょう。新規なアイデアを切り出す勇気もわいてこないでしょう。なんか突拍子もないことを言うと、歓迎どころか、あざ笑われるかもしれません。
なぜ本音が言えなくなるのか
悲しいことに破綻するチームのほとんどが、初期の段階で聴き合う文化が育たない。リーダーの資質にもよりますが、メンバーの感情を読み取る力、非言語スキルを使う力が不足していることが原因です。
非言語スキルの重要性
リーダーにとって非言語スキルは非常に重要です。私自身、非言語スキルの価値を学習したおかげで、カウンセリングの質がよくなったと実感しています。
そもそも、メラビアンの法則によると、言語コミュニケーションはわずか7%にすぎません。私たちは、非言語によって相手の意図するものを汲み取っているのです。
非言語コミュニケーションには、表情、ジェスチャー、声のトーンやスピード、姿勢、アイコンタクトなどが含まれます。これらのスキルを身につけることで、リーダーはメンバーの感情や意図をより正確に理解し、適切に対応することができます。

例えば、メンバーが何かを言いたそうにしているが言葉にできない場合、リーダーがその微妙なサインを読み取って声をかけることで、メンバーは安心して本音を話せるようになります。これにより、チーム内のコミュニケーションが円滑になり、心理的安全性が高まります。
非言語スキルを身につける方法
非言語スキルを身につけるためには、まず自分自身の非言語コミュニケーションに気づくことが大切です。
楽しい話は2倍楽しく、辛い話は2倍悲しく聴くことを意識しします。
次に、他人の非言語サインを観察し、それに対して適切に反応する練習を積むことが必要です。
以下の方法を試してみてください。
- 鏡を使って練習: 自分の表情やジェスチャーを鏡で確認し、どのように見えるかを意識する。特に笑顔の効能は計り知れません。口角をあげる練習をしてみましょう。
- フィードバックを求める: 信頼できる同僚や友人に、自分の非言語コミュニケーションについてフィードバックをもらう。
- 観察力を鍛える: 日常生活や職場で他人の非言語サインを意識的に観察し、それに対してどのように反応するかを考える。
そもそも聴くスキルはいうまでもありませんが、非言語スキルを磨くことで、リーダーとしての資質が向上し、チームの心理的安全性を高めることができます。これにより、メンバーが安心して本音を話せる環境が整い、チーム全体のパフォーマンスが向上するでしょう。

